久しぶりに実家に帰って、エアコンをつけた瞬間に感じる、あのにおい。カビ臭い、ほこりっぽい、少しすっぱいような空気。
「掃除しないとね」と言いながら、毎回そのままになっていないでしょうか。実家のエアコンは、後回しにされやすい設備の代表です。
多くの家庭でやっているフィルターの掃除は、あくまで入口のほこりを取る作業です。においの原因は、その奥にある熱交換器(アルミフィン)と、風を送り出す送風ファンに付いたカビです。ここは分解しないと届きません。
市販のエアコン洗浄スプレーで洗う方法もありますが、汚れが内部に落ちて詰まる、電装部分にかかって故障する、といったリスクがあります。築年数の経った実家のエアコンは古い機種であることが多く、無理をしないほうが結果的に安全です。
エアコン内部のカビは、運転のたびに部屋へ送り出されます。呼吸器が弱くなっている高齢者、持病のある方にとっては、生活空間の空気の質は健康と直結します。
また、内部が汚れると効きが落ち、「設定温度を下げてもぬるい」「電気代が上がった」という形で現れます。高齢の親が暑さ・寒さを感じにくくなっている場合、エアコンが効いていないこと自体に本人が気づかないことがあります。
親が「エアコンは苦手だから使わない」と言う場合、本当に苦手なのではなく、においや効きの悪さが原因のことがあります。夏場の室内熱中症を防ぐという意味でも、まず一度きれいにして、快適に使える状態に戻してみる価値があります。
壁掛けか、天井埋め込みか。お掃除機能付きかどうかで作業の内容と料金が変わります。リモコンや本体の型番を控えておくと、問い合わせがスムーズです。
1台だけ頼むより、複数台や水回りとセットにするほうが、出張の手間が一度で済みます。
作業には養生と時間が必要です。親御さんが立ち会えるか、自分が帰省に合わせるかを先に決めておきます。
製造から年数が経った機種は、部品の劣化で作業を断られることがあります。その場合は買い替えとの比較になります。
片付けや売却の予定がある実家なら、ハウスクリーニングとまとめて頼むほうが効率的です。エアコンだけを単独で呼ぶより、水回りや換気扇と一緒のほうが段取りが一度で済みます。
遠方に住んでいて立ち会えない、という状況でも進め方はあります。実家の間取りと台数を教えていただければ、頼み方を一緒に整理します。